安心安全のウコンが生産されるまで

ここが違う! 沖縄やんばる産ウコン

ウッチンパワーでガンジュー・チョーミー(健康長命)

沖縄の気候風土が育む

パワフル・ウコンを徹底解剖

一説によると、健康食品(サプリメント)の約4割が、何らかの形でウコンに関連しているといわれています。人気抜群のウコンですが、日本で流通しているウコンのほとんどは外国産です。

しかし、わたしたちはもっと足元を見直してみましょう。そう、亜熱帯の沖縄こそウコンが自生し、古来さまざまな民間療法に取り入れられてきた地域なのです。

先人の知恵を脈々と受け継いだウチナンチュ(沖縄の人びと)は、生活の中でウコンを活用しつづけてきました。世界的に知られる沖縄の「ガンジュー(健康で)チョーミ(長命)」の理由の1つに、ウコンをあげていいのかもしれません。

このウコンを最も多く栽培しているのが、北部1帯を指し、ヤンバルクイナやノグチゲラ といった希少動物の生息地として知られるやんばる地域です。

ウコンの特長と効果効能を科学的に検証する実験・研究も数多く積み上げられてき ました。その成果は、「伝承」を「事実」に変え、信頼感をいっそう高めることでしょう。

ルポ 還元ウコンの産地・やんばるを訪ねて

安心・安全のウコンが生産されるまで

【契約農家が押し寄せる月曜日】

沖縄還元フーズの工場は名護市瀬嵩の大浦湾に沿った名護市役所・久志支所にほど近い場所にある。那覇市の中心部からなら車で約1時間の道のりだ。創業は03年12月。

マングローブの生い茂る大浦湾からやや内陸に入って畑が広がる地域に工場は建っているが、喧騒とは無縁の静かで自然環境に恵まれた立久地条件だ。

ここでは、やんばるの契約農家から納入されたウコンを素材に、還元ウコンΣや還元ウコン茶を生産し、最近では乾燥ウコンを原料供給する事業も開始した。工場の生産工程はこの後に譲り、まずはやんばるの農家を訪ね、ウコン栽培の様子をレポートしてみよう。

例年11月以降、毎週月曜日になると、沖縄還元フーズと納入契約を結んだ農家(契約農家)から工場にたくさんのウコンが運ばれてくる。とくに午前中は忙しく、搬入の車がひっきりなしに工場にやってくる。農家の人 たちは袋から特製のケースにウコンを移すの だが、1ケース当たり20kgにあたるという。

契約農家の奥村幸盛さん

搬入されるのは、切ると断面が鮮やかなオレンジ色をしている秋ウコンと、黄色の強い春ウコンである。

現在、契約農家は107軒。その1軒である奥村幸盛さんの畑を訪ねた。

奥村さんは数年前にカボチャ、キュウリから、いっせいにウコンへ切り替えた農家。

「工場ができて安定した生産ができるようになったからね」と、工場の存在の大きさを語っていた。実際、収穫した全量を沖縄還元フーズに納入しているという。

【ヒゲは1本ずつ切り取って・・・・】

家の前にあるウコン畑で女性が1人、しゃがみこんで何かしている。近づくと、この女性は奥村さんの妻で、ウコンの根を小さな鍬で掘り出し、一つひとつていねいに泥を落としていた。たいへんな作業だ。しかし、収穫後はもっと手間ひまをかけることになる。

奥村さんの畑で掘り起こされたウコン

奥村さんの家から車で10分ほど離れた上里幸盛さんの畑に行くと、ちょうどトラクターで収穫をしていた。

トラクターによる収穫作業

上里さんのお宅を訪ねると、ウコンについている無数の細い根(ヒゲと呼んでいる)を1本ずつハサミで切り落とす作業をしていた。上里さんは400坪のウコン畑をもっているから、収穫後に、いったいどのくらい手数をかけるのだろう。 こんな苦労を経て、ウコンは工場に納入されているのだ。

“ヒゲ”を1本ずつ切り取る作業
(契約農家の上里さん宅で)

やんばる産ウコンの特長】

沖縄北部一帯を指すやんばる地区は、沖縄でも有数のウコン栽培地帯であり、中でも瀬高を含む名護市は、とくに生産量の多いことで知られている。県の統計では、05年のウコンの総生産量は約3トン(生ウコン×0.1の乾燥重量換算)。最多が名護市で、ついで南城市、うるま市の順である。また、県の「第二次沖縄県 農林水産業振興計画」(05年策定)でも、名護市はウコンの拠点産地に認定されている。

では、やんばる産ウコンにはどんな特長があるのだろうか。やんばるはヤンバルクイナやノグチゲラといった天然記念物の固有種で世界的に知られた地域。ほかにも貴重な動植物が数多く存在することで有名だが、それは豊かな自然環境をもつ証である。

さらに、ウコンはインドネシア、ミャンマー、ベトナムなどの熱帯、亜熱帯地域で広く栽培されているが、沖縄では名護市が拠点地区に認定されていることでもわかるとおり、やんばるこそもっとも栽培に適した土壌と気候の地帯なのである。

加えて、沖縄還元フーズと契約した農家は無農薬で栽培しており、工場も、洗浄には強還元水、除菌処理には強酸性水を活用するなど、 薬品処理を避けて安心安全を追求している。

こうして生産された原料を使った還元ウ コン)と還元ウコン茶は、安心して摂取できるというわけだ。

《ウコンの特長と機能》

ウコンはショウガ科の多年生植物で原産地はインド。

そのほか、スリランカ、インドネシア、タイ、ベトナム、中国などの熱帯、亜熱帯地域で栽培されています。

英語名はターメリック(Turmeric)で、カレーの原料として使われるほか、香辛料やサプリメントの原料として広く使われています。沖縄ではウッチンともいわれ、 県は薬用作物に分類しています。

秋ウコン、春ウコンが代表的。通常、「ウコン」といえば秋ウコンをさし、抗酸化性と抗炎症性にすぐれたクルクミンを多く含んでいます。最近では病気予防の効果が立証されつつあり、健康素材としてますます注目を集めています。

春にピンク色の花を咲かせる春ウコン はキョウオウとも呼ばれ、秋ウコンよりクルクミンの量は少ないのですが、精油成分が多く含まれ、古来、健胃や血液の 浄化に役立つとされてきました。

ウコンはこのほか、染料や虫除けとしても珍重されてきましたが、何といっても健康維持・改善としての役割がもっとも高く期待されているところです。

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